肝臓病が進行してしまった場合の特徴的な4つの症状

肝臓病の一般的な症状として頻繁にみられるのが「疲れやすさ」「全身のだるさ」です。次いで多いのが「食欲不振」「腹部膨満感」です。更に進行すると以下の症状が現れます、この症状が現れた時は肝臓疾患がかなり進行しています。すぐに専門医の診断を受けましょう。

 
 

1.黄疸(おうだん)とは

肝臓の障害が起きて胆汁の通り道になる胆管が何らかの原因で塞がられると、血液中にビリルビンが増加します。

その結果ビリルビンの黄色い色素が皮膚や目の結膜に沈着し黄疸が現れます。

 

2. 腹水(ふくすい) とは

腹水は肝硬変の特徴的な症状ですが重症の急性肝炎にも見られます。

肝臓でのアルブミン合成低下によって、水分が血管から漏れやすくなり腹水を生じます。

 

3. 肝性脳症(かんせいのうしょう) とは

消化管由来の毒性のある有害物質が解毒できないので、意識障害を起こします。

 

4. 血液凝固異常(けつえきぎょうこいじょう) とは

重症の肝疾患の場合は血液の凝固因子の生成が低下するので、出血傾向が出て皮膚に皮下出血が現れたり出血がなかなか止まらないこともあります。

 

5. 最後に

万が一、このような症状が現れた時は肝臓疾患がかなり進行しています。すぐに専門医の診断を受けてください。

   

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