インフルエンザ

流行するインフルエンザの原因ウイルスにはA型とB型があります。ともに、変異といって少しずつ形を変える性質があるため、私たちは十分な抗体を作ることができず、何度でも感染してしまうのです。
流行は、日本だと通常、初冬から春先にみられますが、タイでは8-9月の雨季や、11-1月の乾期を中心として、年中、大なり小なりの流行が見られます。患者数の推移ですが、年によって流行の度合いが大きく異なることが分ります。
タイはおおよそ6,700万人の人口がおりますので、その約0.6-1.5%が毎年インフルエンザを発症しています。

【タイでのインフルエンザ発症数】
※()内は死者数
2010年 115,183人(126人)
2011年 62,112人(7)
2012年 62,100人(4)
2013年 41,196人(56)
2014年 70,948人(82)

タイでのインフルエンザの症状

典型的なインフルエンザの症状は、突然の高熱、頭痛、関節痛、筋肉痛などで、のどの痛み、咳、鼻水などもみられます。普通のかぜに比べて全身症状が強いのが特徴です。気管支炎や肺炎などを合併し、重症化することが多いのもインフルエンザの特徴です。

タイでは1年を通して感染の可能性があります。潜伏期は1〜3日で、突然の高熱(39℃以上)で、ぐったりする症状(全身倦怠感(けんたいかん))から始まります。成人や年長者では関節痛や筋肉痛があり特徴的ですが、乳幼児はその症状のはっきりしないことが多い傾向があります。咳(せき)、のどの痛み、頭 痛、下痢、嘔吐、腹痛なども伴います。発熱は1週間程度続くこともあり、いったん解熱しても1日後に再び発熱することもあります。合併症として気管支炎、肺炎、脳症(のうしょう)などがあります。けいれんや意識がなくなったりした場合は、脳症の可能性があります。脳症は発熱から1日以内に発症することが多く、時に病院を受診する前にけいれんや意識障害が起きることもあります。

また、インフルエンザは流行が始まると、短期間に小児から高齢者まで膨大な数の人を巻き込むという点でも普通のかぜとは異なります。さらに、普通のかぜが流行しても死亡する人はあまり増えませんが、インフルエンザが流行すると、特に65歳以上の高齢者や慢性疾患患者で死亡率がふだんより高くなるという点でも普通のかぜとは異なります。

インフルエンザの感染経路

インフルエンザの感染経路は広く知られておりますが、ここで今一度おさらいしましょう。

インフルエンザの感染経路は主に飛沫感染や接触感染の二つで、ウイルスに感染した人の咳やくしゃみ、またその咳やくしゃみを手で覆った後に触った場所からも感染します。ドアノブ、スイッチなどに触れると、その触れた場所にウイルスを含んだ飛沫が付着することがあります。その場所に別の人が手で触れ、さらにその手で鼻、口に再び触れることにより、粘膜などを通じてウイルスが体内に入り感染します。飛沫感染の場合は、特に空気が乾燥すると、のどの粘膜にウイルスが付着しやすくなり、感染しやすくなります。

そのため、感染を予防する手段としては、『手洗い』と『うがい』が重要になります。またアルコールによる消毒もインフルエンザウイルスには有効ですので、医療機関の中に消毒用のアルコールがあれば必ず利用するように意識しましょう。

インフルエンザワクチン

予防の基本は、流行前に予防接種を受けることです。これは世界的にも認められている最も有効な予防法です。インフルエンザは空気中に拡散されたウイルスによって感染しますから、感染予防のためには、人込みは避けましょう。また、常日ごろから十分な栄養や休息をとることも大事です。インフルエンザ感染の広がりには空気の乾燥が関連しています。室内では加湿器などを使って加湿しましょう。外出時のマスクや帰宅時のうがい、手洗いは、普通のかぜの予防と併せておすすめします。

■日本で使われるワクチン

・接種回数:計1回

・抗体持続期間:5ヶ月間

・良く使われるワクチン:インフルエンザHAワクチン(製造:北里、化血研、武田、アステラス、三共、田辺三菱など多数の製薬会社)

■タイで使われるワクチン

・接種回数:1回

・抗体持続期間:1年間

・良く使われるワクチン:FLUARIX、Vaxigrip(GlaxoSmithkline社、Sanofi Pasteur社)

予防方法

流行期には外出をひかえ、帰宅時には手や顔を洗い、うがいをすることが大切です。また、前述のように、脳症の発症は発熱してすぐのことが多く、病院受診前にけいれんや意識障害を起こすこともあります。したがって、発病してから治療するよりも、予防が大切です。

予防するための唯一の方法は予防接種です。予防接種してもインフルエンザにかかることはありますが、重症化を抑える期待はできます。

トンロー院
所在地:
トンロー soi13 日本村モール前
診療時間:
午前09:00~13:00
午後
14:00~18:00
休診日:1月1日、ソンクラーン休暇中、12月31日
診療科目:
小児科、一般内科
33/1院(フジスーパー1号店前)
所在地:
スクンビット soi 33/1のフジスーパー1号店向かい
診療時間:
午前09:00~13:00
午後
14:00~18:00
休診日:1月1日、12月31日
診療科目:
内科、小児科
39院(フジスーパー2号店の3階)
所在地:
Citi Resort 39(フジスーパー2号店が入居するビル)の3階
診療時間:
午前09:00~13:00
午後
14:00~21:00
20:30最終受付)
休診日:1月1日、ソンクラーン休暇中、12月31日
診療科目:
内科、小児科

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