子宮頸がん

  • 子宮頸がんとは

    子宮は、「とっくり」を逆さにしたような形をしています。先端の子宮の細い部分(頸部)が腟の奥に突き出ています。この子宮頸部の上皮(粘膜)から発生するが んのことを子宮頸がんといいます。がんは、はじめは上皮のなかにとどまっていますが、次第に子宮の筋肉に浸潤(しんじゅん)し、さらに 腟や子宮のまわりの組織や骨盤内のリンパ節に転移します。さらに進行すると、膀胱・直腸を侵したり、肺・肝臓・骨などに転移したりしま す。

    主な感染源

    子宮頸がんは、ほとんどの場合、ヒトパピローマウイルスの遺伝子が検出されます。そのため、このウイルスの感染が子宮頸がん発生の引き金と考えられてい ます。このウイルスは性交により感染するため、初めて性交の年齢が低い人や、性交相手が複数いる人は子宮頸がんになる危険性が高くなります。
     しかし実際、子宮頸がんになる人は、ウイルス感染した人のなかの一部であり、発がんには、ウイルスに感染した人の体質も関係していると考えられています。

    症状

    初期の子宮頸がんはほとんどが無症状ですが、子宮がん検診で行う子宮頸部細胞診により発見することができます。
     自覚症状としては性器からの不正出血が最も多く、性交時は特に出血しやすくなります。また、おりもの(帯下(たいげ))が増えることもあります。進行がんでは、腰痛、下腹部痛、下肢痛や排尿障害、血尿、血便が現れることがあります。

    予防方法

    子宮頸がんを予防法は2つありますがより重要なことは、検診を受けることです。子宮頸がんは進行が遅く、2年に1回の検診で防ぐことが可能です。もう一つは予防接種ですが、副作用も数多く報告されており、日本では積極的に推薦されることはなくなっています。