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ヘルペスに対する原因・症状・対処について解説!
ヘルペスとは、主に「単純ヘルペスウイルス(HSV)」というウイルスの感染によって生じる病気です。このウイルスには1型(HSV-1)と2型(HSV-2)があり、HSV-1は主に口の周りに、HSV-2は主に性器に症状を引き起こします。一度感染すると体内にウイルスが潜伏し、免疫力の低下やストレス、過労、紫外線などをきっかけに再発するのが特徴です。再発のたびに症状が現れるため、適切な対処と予防が求められます。
ヘルペスの主な原因
■ 単純ヘルペスウイルス1型(HSV-1)
主に唇や顔面に感染し、「口唇ヘルペス」として現れます。幼少期のうちに感染することも多く、感染者の唾液や皮膚接触を通じて広がるのが特徴です。その他、角膜炎や歯肉口内炎、咽頭炎などを引き起こすこともあります。
■ 単純ヘルペスウイルス2型(HSV-2)
性行為を通じて感染し、「性器ヘルペス」として症状を引き起こします。成人以降に感染するケースが多く、再発も頻繁に見られます。大腿部や肛門周辺に水ぶくれなどの症状が出ることも少なくありません。
■ 発症しやすい状況
免疫力の低下
風邪やインフルエンザなどの病気、疲労、ストレス、睡眠不足などにより免疫力が落ちると、潜伏していたウイルスが再活性化して症状を引き起こします。
また、免疫抑制剤や抗がん剤などの薬剤によって免疫力が下がった時に発症することがあります。
紫外線や外的刺激
長時間の屋外活動による紫外線や、歯科治療、怪我などの刺激も再発の引き金となることがあります。
ヘルペスは、HSV-1やHSV-2といった単純ヘルペスウイルスによる感染症であり、感染経路は接触・飛沫・性行為など多岐にわたります。初感染後もウイルスは神経節に潜伏し、免疫力の低下やストレス、外的刺激をきっかけに再発を繰り返します。特に疲労や紫外線など日常の些細な要因でも誘発されやすいため、体調管理や刺激の回避が重要です。
ヘルペスの主な症状
■ 口唇ヘルペス
唇や口の周囲に水ぶくれができ、痛みやかゆみを伴います。初感染では発熱や倦怠感が生じることも多いです。
■ 性器ヘルペス
性器やその周辺に痛みを伴う水疱や潰瘍ができるほか、排尿時の痛みやリンパ節の腫れを伴うことがあります。特に初感染時は症状が強く出る傾向があります。
■ ヘルペス性歯肉口内炎
小児や初感染時に起こることがあり、口内にびらんや潰瘍、発熱、食欲不振などを引き起こします。
■ ヘルペス脳炎
まれに重篤な症状として、ウイルスが脳に達して脳炎を引き起こすケースがあります。高熱、意識障害、けいれんなどが現れるため早急な対応が必要です。 ヘルペスは感染部位によってさまざまな症状を引き起こします。最も一般的なのが口唇や性器にできる水疱や潰瘍で、かゆみや痛みを伴います。初感染では全身症状が強く出ることがあり、免疫力が落ちたときに再発を繰り返すのも特徴です。また、まれに重症化してヘルペス脳炎を引き起こす場合もあり、注意が必要です。
ヘルペスの主な処置
■ 抗ウイルス薬の内服
アシクロビルやバラシクロビルなどの抗ウイルス薬が使用されます。軽症の場合はアシクロビルやビダラビン、初感染や中等症の場合はアシクロビルやバラシクロビル)といった抗ウイルス薬を内服します。重症になった場合は抗ウイルス薬を点滴で投与するのが一般的です。早期に内服を始めることで症状の重症化や再発の期間を短縮できます。
■ 外用薬の使用
患部に塗るタイプの抗ウイルス薬もあり、局所的にウイルスの増殖を抑える効果があります。軽度の症状には外用薬だけで対応することも多いです。
■ 痛みやかゆみへの対処
市販の鎮痛薬や抗炎症薬、保湿剤などを併用し、不快感を軽減します。掻いたり潰したりしないよう注意が必要です。
■ 再発予防
十分な睡眠や栄養、ストレスの軽減など生活習慣の見直しにより、免疫力を高めることが再発予防に効果的です。 ヘルペスの治療には抗ウイルス薬の使用が中心となります。発症初期に適切な薬を使用することで、症状の進行を抑え、回復を早めることができます。また、痛みやかゆみの対処や、再発を防ぐための生活管理も重要です。再発を繰り返す場合には、医師による長期的な予防投与を検討することもあります。
まとめ
ヘルペスは一度感染するとウイルスが神経節に潜伏し、再発を繰り返す可能性がある慢性的なウイルス感染症です。口唇や性器に症状が出るほか、小児では口内炎、大人ではまれに脳炎など重篤な症状を引き起こすこともあります。感染経路は主に接触や性行為によるものであり、誰にでも感染のリスクがあります。治療には抗ウイルス薬が有効ですが、ウイルスを完全に排除することはできないため、再発を抑える生活習慣の見直しや体調管理が欠かせません。発症時には早期の診断と治療が重要であり、症状が強い場合や繰り返す場合は医療機関の受診をおすすめします。
おまけ
■ 日常生活での注意点
ヘルペスの再発を防ぐためには、日頃から十分な睡眠と栄養、ストレスコントロールを意識することが重要です。疲労や風邪などでも再発しやすいため、無理をしない生活が求められます。
■ 感染予防のための行動
発症中は他人への感染リスクがあるため、患部に触れた手で目や口などに触れない、タオルや食器を共用しないなど、衛生管理を徹底しましょう。
■ ワクチン開発の現状
現時点で一般的に使用されるヘルペスワクチンはありませんが、再発を繰り返す患者向けにワクチン開発が進められています。今後の医療技術の進展に期待が寄せられています。
■ 妊娠中のヘルペス感染
妊婦が性器ヘルペスに感染すると、分娩時に赤ちゃんへ感染するリスクがあります。既往歴がある場合は、医師に必ず相談し、適切な分娩方法の選択が必要です。
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