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人食いバクテリアに対する原因・症状・対処について解説!
「人食いバクテリア」とは、劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)と呼ばれる重篤な感染症の俗称です。この疾患は、A群溶血性レンサ球菌(GAS)が皮膚や筋肉、血液などに急激に広がり、わずか数時間から数日でショックや多臓器不全に至る可能性のある非常に危険な病気です。通常は喉の炎症や皮膚の感染として始まることもありますが、免疫力の低下や外傷をきっかけに全身に広がることがあります。進行が早いため、早期の発見と治療が生命を左右します。
人食いバクテリアとは
■ A群溶血性レンサ球菌の感染
最も一般的な原因はA群溶血性レンサ球菌(GAS)の感染で、通常は咽頭炎や皮膚感染の原因となりますが、まれに毒素を産生し重症化することがあります。この菌が血液や筋肉など深部組織に侵入すると、短時間で致命的な症状を引き起こす可能性があります。
■ 外傷や手術後の感染
小さな傷や虫刺され、手術後の創部から菌が侵入することで発症するケースもあります。見た目に大きな外傷がなくても、菌が体内で繁殖している可能性があります。特に高齢者や免疫力が低下している人では、軽微な傷口からでも感染リスクが高まりやすいです。
■ 免疫力の低下
糖尿病、がん治療中、免疫抑制剤の使用中などの状態では、体の防御機能が弱まっているため、菌の侵入や増殖を許しやすくなります。健康な人よりも症状が急激に進行しやすく、重症化するリスクが高いです。
人食いバクテリアの主な原因は、A群溶血性レンサ球菌(GAS)の感染です。通常は軽度の感染症を引き起こす菌ですが、まれに重篤な毒素を放出し、全身に急激に炎症を広げます。外傷や手術部位からの侵入、あるいは免疫力の低下によって発症リスクが高まるため、慢性疾患を抱えている人や高齢者は特に注意が必要です。感染を防ぐには、手洗いや創傷の適切な管理が重要です。
人食いバクテリアの症状
■ 急激な高熱と全身の倦怠感
初期症状はインフルエンザに似た発熱やだるさですが、短時間で重篤化します。発熱の背後に、体内で急速に感染が広がっている可能性があります。
■ 皮膚の腫れや強い痛み
特に感染部位では異常な痛みや赤み、腫れが現れます。見た目の変化より痛みが強いのが特徴で、中でも手足に急速に強い痛みを感じることが多いです。通常の炎症とは異なり、触れただけで強い痛みを感じることもあります。
■ 血圧低下・ショック症状
感染が全身に広がると、急激な血圧低下や意識障害など、ショック状態に陥る危険があります。臓器の血流が低下し、命の危険が迫るサインです。
■ 多臓器不全
放置すると、数十時間のうちに腎臓、肝臓、心臓などの主要な臓器が機能不全を起こすほか、筋肉や脂肪などが急速に破壊される壊死性筋膜炎を発症し致死率が急上昇します。緊急の集中治療が必要となり、治療の遅れが命取りとなります。
人食いバクテリアによる感染症は、初期症状が軽い風邪のように感じられることがありますが、数時間から数日で急激に悪化します。強い痛みや腫れを伴う局所症状から、血圧低下や意識障害などの全身症状へと進展し、最終的には多機能不全や壊死性筋膜炎に至るケースもあります。特に「強い痛みに対して皮膚の変化が少ない」といった異常がある場合は、すぐに医療機関を受診することが重要です。
人食いバクテリアの処置
■ 緊急入院と抗生物質治療
診断後は即座に入院し、静脈から強力な抗生物質を投与します。感染の拡大を止めるためには迅速な対応が不可欠です。時間との戦いであり、治療開始が早いほど生存率は高くなります。
■ 感染組織の切除(デブリードマン)
壊死を起こした筋肉や皮膚は外科的に取り除く必要があります。感染が進んでいる場合は、手術を複数回行うことも少なくありません。感染拡大を防ぎ、体内への毒素放出を抑えるための重要な処置です。
■ 集中治療管理(ICU)
重症例ではICUにおける全身管理が必要で、人工呼吸器や昇圧剤などを使用して臓器機能を維持します。多臓器不全のリスクがあるため、綿密なモニタリングと対応が不可欠です。
■ ガンマグロブリン療法や透析
免疫グロブリン製剤を使って毒素に対抗する治療法や、腎不全時の透析も選択されます。補助的な治療も生存率を高める鍵となります。
人食いバクテリアによる劇症型感染症では、初期対応の速さが予後を大きく左右します。第一に強力な抗生物質による治療、次に感染部位の外科的切除が行われます。また、ショック状態や多臓器不全が見られる場合には集中治療が不可欠であり、人工呼吸器管理や透析、ガンマグロブリン療法など多角的な処置が必要です。早期診断と的確な治療によって救命率を高めることが可能です。
まとめ
「人食いバクテリア」と呼ばれる劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、極めて急速に進行する重篤な感染症です。通常は軽度な症状を起こすA群溶血性レンサ球菌が、何らかの要因で体内深部に侵入すると、毒素を放出しながら組織を破壊し、わずか数時間から数日で命に関わる状態に陥ることもあります。最初は発熱や倦怠感など風邪に似た症状から始まるため、初期段階で見逃されやすいですが、異常な痛みや腫れ、急激な血圧低下などの兆候が現れたら、すぐに医療機関を受診することが重要です。治療には、強力な抗生物質や感染部位の外科的切除、集中治療による臓器のサポートなどが必要で、発見や受診の遅れが命取りになります。特に高齢者や基礎疾患のある方は発症リスクが高く、傷の管理や体調の変化には常に注意を払うことが求められます。正しい知識と早めの対応が命を守る鍵です。
おまけ
■ 感染を防ぐための手洗いの習慣化
手洗いは最も基本的かつ効果的な予防策です。特に外出後や調理前、傷に触れる前は丁寧に洗いましょう。石鹸と流水による手洗いが、菌の拡散を大幅に防ぎます。
■ 傷の消毒と清潔な保護
小さな切り傷や擦り傷でも、きちんと洗浄し、清潔なガーゼなどで覆い菌の感染を防ぎましょう。感染の入り口となる傷口を適切に管理することで、リスクを下げられます。
■ 免疫力を高める生活習慣
バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動は免疫力を保つ基本です。免疫が強ければ感染症への抵抗力が高まり、発症を防ぎやすくなります。
33/1院
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住所:593/10 Sukhumvit Road.,
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Klongton-Nua, Wattana,
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