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手足のしびれに対する原因・症状・対処について解説!
手足のしびれとは、手や足に異常な感覚、たとえばビリビリ感やピリピリした感じ、感覚が鈍くなる状態などが現れることを指します。一時的なしびれであれば多くの人が経験しますが、症状が長期間続いたり頻繁に起こる場合は注意が必要です。神経の障害や血行不良、脳や脊髄の病気が関係していることもあり、放置すると症状が悪化する恐れがあります。
手足がしびれる時の原因
末梢神経障害
糖尿病性神経障害や手根管症候群などが代表的です。 手根管症候群とは、手首の手のひら側にある靭帯に囲まれた手根管の中を走っている正中神経が、手首の酷使によって圧迫され、しびれや痛みを起こす疾患です。
脊椎・頸椎・腰椎の異常
脊椎や頸椎、腰椎に何らかの異常があると症状のひとつとしてしびれが起こります。 頸椎椎間板ヘルニアや腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、変形性頸椎症などが代表的な疾患です。
脳の異常
脳の中や周囲に異常が発生した場合にしびれが出ることはよく知られています。 脳梗塞やその前触れである一過性脳虚血発作(TIA)、脳出血といった脳血管障害や、脳を圧迫する脳腫瘍が代表的な疾患です。異常が起きた部位によってしびれの程度は異なります。
血行不良
正座など長時間の同一姿勢を取った時や、真冬の屋外で長時間過ごした際の寒冷刺激による血流障害などが原因で起こるしびれもあります。一時的な血行不良が主な原因のため、時間の経過や体温の上昇によって自然に解消されることが多いです。
ビタミン不足
特にビタミンB1やB12の欠乏による神経伝達障害によってしびれが起きることもあります。。
手足のしびれの原因は多岐にわたります。末梢神経が障害を受けると、感覚の伝達が妨げられ、しびれが生じます。また、頸椎や腰椎の異常によって神経が圧迫されると、手足の末端にまで影響が及びます。脳梗塞などの脳の異常も、片側の手足に突然のしびれを引き起こすことがあります。さらにはビタミン不足や血行不良も要因となるため、生活習慣の見直しも重要です。
手足がしびれる時の症状
ピリピリ・ビリビリとした感覚
安静にしていても電気が走るような違和感があります。いわゆる感覚異常が起きている状態です。
感覚の鈍さ
手足の感覚が鈍化し、明らかに触れていても感覚が鈍い、またはない感覚低下の状態です。熱さや痛みも感じにくくなります。力が入らずつまずいてしまったり、思うようにものを掴んだり歩行したりできません。
運動障害を伴う
しびれとともに力が入りにくくなる運動麻痺が起こることも珍しくありません。 触れていること自体を感じにくい、手足が思うように動かしづらい、力が思うように入らないといった状態になります。
左右対称か非対称かによって疑われる疾患が異なる
しびれが手足の片側だけに出る場合は、手根管症候群や椎間板ヘルニア、脳卒中などの可能性があります。対して手足が左右対称にしびれる場合は、糖尿病性神経障害やギランバレー症候群などが考えられるほか、まれに脳卒中が原因の場合もあります。
しびれの感じ方には個人差がありますが、感覚が鈍くなる、電気が走るような感覚があるなどの特徴が見られます。中には、しびれに加えて力が入らない、筋肉がこわばるといった運動機能の低下を伴うこともあります。特に左右どちらかの手足だけに急にしびれが出た場合は、脳梗塞など重大な病気の可能性があるため注意が必要です。
手足がしびれる時の処置
安静と体位の調整
神経の圧迫を避けるために、椅子に座る、横になるなど楽な姿勢を取りましょう。しびれ以外にろれつが回らない、目が見えにくいなどの症状がある場合は脳の異常が強く疑われるため、横になって頭を動かさないようにします。
温熱療法
血行をよくするためにしびれている箇所を温めると症状が緩和することがあります。カイロやお湯で温めたタオルを当ててしばらく様子を見てください。
マッサージやストレッチ
一時的な血行障害が起きていると判断できる場合は、筋肉の緊張をほぐすためにマッサージやストレッチをすると効果的です。
医療機関の受診
原因が不明または症状が長引く場合は専門医の診察を受けましょう。しびれ以外の症状を併発している場合は、後回しにせずすぐ受診するのが賢明です。。
手足のしびれを和らげるには、まず神経への圧迫を避ける姿勢をとり、安静にすることが大切です。血行を促すために温める方法も効果的です。長期化する場合は、マッサージやストレッチで筋肉と神経の機能維持を図るとともに、必ず医師に相談し、正確な診断と適切な治療を受けることが必要です。
まとめ
手足のしびれは、日常的な疲労や一時的な圧迫によるものもありますが、原因がはっきりせずに繰り返し起こる場合は、重大な疾患の兆候かもしれません。末梢神経の障害や脊椎、脳の異常、栄養の偏りなど、背景には多くの要因が隠れています。自己判断で放置せず、しびれが長引いたり他の症状を伴う場合には、早めの受診が重要です。予防のためには、姿勢の改善やビタミンの摂取、適度な運動など、日頃からの生活習慣の見直しも有効です。しびれの原因と向き合い、適切なケアを心がけることで、健康な日常生活を維持できます。
おまけ
しびれを感じた時に試したいストレッチ
しびれている方の手首や足首を回すことで、体温が上がり血行も良くなってしびれの回復が早まります。
ビタミンB群が多く含まれる食品を摂る
ビタミンB群の不足がしびれを起こすことがあります。豚肉やレバー、納豆、卵黄などを積極的に摂取し、ビタミンB群を補給しましょう。
気になる症状があるときの受診目安
しびれが24時間以上続いたり繰り返したりする場合は、生活にも支障が出るため受診しましょう。片側だけに強いしびれが出た場合は、脳に関係した疾患が原因かもしれません。いったん回復したとしても楽観視せず、早めに受診してください。
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Klongton-Nua, Wattana,
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