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関節痛に対する原因・症状・対処について解説!
関節痛とは、関節部分に生じる痛みや不快感のことで、年齢や性別に関係なく誰にでも起こる可能性があります。膝や肘、指など日常的に動かす部位に痛みが出ることが多く、痛みの程度や出現頻度はさまざまです。関節痛の背景には、加齢や運動不足、怪我、さらには免疫異常や感染症など多くの原因が潜んでいます。慢性的な痛みとなる前に、自分の症状を理解し、適切な対処を心がけることが大切です。
関節痛の主な原因
加齢による関節の摩耗
長年の使用により関節の軟骨がすり減り、骨同士が直接擦れることで炎症や痛みが起こります。 特に膝や股関節など、体重がかかる関節に多く見られます。
関節リウマチ
自己免疫の異常により関節の内膜が攻撃され、炎症を引き起こす慢性疾患です。 指や手首など小さな関節から痛みが始まり、左右対称に症状が出ることが特徴です。
変形性関節症
加齢や過度な負荷で関節が変形し、炎症や痛みを引き起こす疾患です。 膝関節に多く、初期は動き始めに痛みが出るのが一般的です。
運動や外傷による負荷
急激な運動や転倒などで関節に負担がかかると、靭帯や筋肉に損傷が生じ、痛みが出ます。 関節部分に負荷がかかるスポーツをしたり、日常で無理な動作を続けたりした場合に発症しやすいです。
感染性関節炎
細菌やウイルスが関節に侵入し炎症を起こす、急性の関節疾患です。 早期に治療を行わないと、関節機能の低下や破壊を招く可能性があります。
関節痛の原因はさまざまで、代表的なものに加齢や関節の摩耗による変形性関節症、免疫異常が関係する関節リウマチがあります。また、運動や転倒による外傷、感染による炎症なども要因として挙げられます。原因によっては、炎症を伴ったり、関節が変形してしまうケースもあるため、痛みの出方や持続時間、動かしたときの反応を観察することが重要です。早期発見・早期治療が、関節機能を守る鍵となります。
関節痛の主な症状
動かすと痛い
関節に負荷をかけたときに痛みが強くなり、日常動作に支障が出ることもあります。 階段の上り下りや、立ち上がる動作で特に痛みを感じやすいです。
関節が腫れる
炎症により関節周囲が腫れ、熱感や赤みを伴うことがあります。 痛みと同時に腫れがある場合は、感染や自己免疫性疾患の可能性が高いです。
こわばり(朝のこわばり)
特に朝起きたときに関節が動かしにくく、数十分続くことがあります。 関節リウマチに典型的な症状で、動かしているうちに徐々に緩和する傾向があります。
音が鳴る(関節音)
動かしたときに「ゴリゴリ」「ポキポキ」と音が鳴ることがあります。 関節の滑らかな動きが損なわれているサインで、軟骨の摩耗が原因の一つです。
関節の変形
長期にわたり炎症が続くと、関節が変形し、外見や動きに影響を及ぼします。 進行性の疾患では、治療を怠ると機能障害につながる可能性もあります。
関節痛の症状は、痛みだけでなく、腫れやこわばり、変形といった複数のサインを伴うことが多いです。動かしたときにだけ痛む場合もあれば、安静時でもジンジンと鈍い痛みが続くこともあります。朝のこわばりは、自己免疫疾患のサインであることが多く、関節音や見た目の変化は進行性の変形が起こっているかもしれません。症状の出方やタイミングを記録することが、早期診断や的確な治療に役立ちます。
関節痛の主な処置
安静にして関節の負担を減らす
無理に関節を使い続けると悪化するため、痛みが強いときは休息を優先します。 固定具やサポーターを使うことで、関節の負担軽減に役立ちます。
アイシングや温熱療法
急性期は冷やして炎症を抑え、慢性期は温めて血流を促進します。 症状に応じて冷却・加温を使い分けるのがポイントです。
ストレッチや軽い運動
動かさないことで関節が固まりやすくなるため、無理のない範囲で動かしましょう。 特に関節周辺の筋肉をほぐすことで、痛みの予防にもつながります。
薬物療法(鎮痛剤・消炎剤)
痛みや炎症を抑えるために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)などが処方されます。 市販薬もありますが、症状が続く場合は医師の指示に従うことが望ましいです。
専門医への受診
痛みが強く続く場合や、変形・腫れが目立つ場合には医療機関で診断を受けましょう。 関節の画像検査(X線・MRI)などで正確な原因を見極めることが重要です。
関節痛への対処は、まずは無理をせず、安静にして関節への負担を減らすことが基本です。炎症がある場合はアイシング、慢性的な痛みには温熱療法が有効です。また、関節を動かさないでいると硬直しやすいため、軽いストレッチや適度な運動も取り入れると良いでしょう。症状が強いときは、市販薬で様子をみるのも一つの手ですが、変形や腫れがある場合は必ず医療機関での受診が推奨されます。
まとめ
関節痛は日常のささいな動作にも影響を及ぼし、生活の質を大きく下げてしまう症状の一つです。その原因は多岐にわたり、加齢や運動不足、免疫異常、感染症など、体の内外から起こる変化が背景にあります。放置すれば、慢性化や関節の変形、さらには日常生活の動作に支障をきたすような機能障害へと進行することも少なくありません。症状の出方や部位に注目し、早めに正確な診断を受けることが大切です。また、適切な処置を施すことで、関節機能を守り、痛みを軽減できる可能性が高まります。アイシングや運動、薬などの処置に加え、日常の姿勢や体の使い方を見直すことも有効です。関節は私たちの体を支える重要なパーツ。年齢や体調に関わらず、日頃からいたわりの意識を持ち、痛みのサインを見逃さずに対応することが、健康な生活への第一歩です。
おまけ
最後に、関節痛に関する豆知識をいくつか紹介します。
関節に優しい食べ物
サーモンやアボカド、納豆など、抗炎症作用や潤滑作用のある食材を取り入れると関節に良いとされています。
日常でできる予防法
正しい姿勢の保持、適度な運動、体重管理などが関節への負担軽減につながります。
気をつけたい習慣
長時間の正座や無理な力仕事は関節にダメージを与える恐れがあります。痛みがあるときは無理をせず、体の声を聞くようにしましょう。
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