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過敏性腸症候群に対する原因・症状・対処について解説!
過敏性腸症候群(IBS)は、腸の機能に異常がないにもかかわらず腹痛や下痢、便秘などを引き起こす慢性的な消化器疾患です。病院での検査で明確な原因が見つからないことが多く、症状が日常生活に大きな影響を与えることもあります。
過敏性腸症候群に対する主な原因

過敏性腸症候群の原因は完全には解明されていませんが、複数の要因が関係していると考えられています。
腸の過敏性
過敏性腸症候群患者の腸は、健康な人と比べて刺激に対する反応が強く、腸の収縮や膨張が過剰に反応します。この過敏性は、食物やストレスに反応しやすくなる原因と考えられています。
ストレスと心理的要因
ストレスや不安、うつ病などの心理的な問題が、腸の働きを乱すことが確認されています。特にストレスが高まると、腸の運動が過剰または抑制され、症状が悪化しやすいです。
食生活の影響
脂肪分が多い食事、辛く刺激の強い食べ物、脂質が多い食べ物、カフェインやアルコールなどは腸を刺激し、過敏性腸症候群の症状を引き起こす可能性があります。また、早食いや暴飲暴食、不規則な食生活も腸のリズムを乱す要因となります。
腸内細菌のバランス異常
腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れると、腸の働きに異常が生じることがあります。最近では、腸内細菌のバランスの乱れで悪玉菌が増え、痛みや不快感などの知覚過敏を引き起こす可能性が指摘されています。
ホルモンバランス
特に女性の場合、ホルモンの変化によって生理前や生理中に過敏性腸症候群の症状が悪化することがあります。子宮を収縮させるプロスタグランジンの影響を受けやすいためです。
過敏性腸症候群に対する主な症状

過敏性腸症候群の症状は人によって異なりますが、以下のような共通の症状が見られます。
腹痛と腹部の不快感
多くの過敏性腸症候群患者が腹痛や腹部の不快感を訴えます。痛みは波のように押し寄せたり、食後に強く感じたりします。
便秘と下痢の繰り返し
便通の変化は過敏性腸症候群の症状として特徴的です。症状の発現は便秘型、下痢型のほか便秘と下痢が交互に現れる混合型の3種類に分かれます。
ガスの増加と膨満感
腸内でガスが増えやすく、腹部の膨満感やお腹が張った感じが続くことがあります。特に食後に症状が悪化しやすいです。
残便感
排便後もまだ便が残っているような感じがし、すっきりしない感じが続くことがあります。これは腸の過敏性が原因と考えられています。
排便欲の頻度の増加
急な便意を感じたり、排便の頻度が増加することがあります。特にストレスや緊張感が高まると症状が悪化することが多いです。
過敏性腸症候群に対する主な症例

過敏性腸症候群は個人差が大きく、症状の出方や重さも様々です。以下に典型的な例をいくつか紹介します。
仕事や学校の場面で症状が強く出るケース
仕事や学校で緊張が高まると急に腹痛や便意を感じることが多く、集中力が低下することに悩まされる人が多くいます特にプレッシャーのかかる場面で症状が悪化することが特徴です。
特定の食べ物で症状が誘発されるケース
例えば、乳製品や小麦、辛い食べ物などを食べるとすぐに腹痛や下痢を起こしてしまう患者もいます。このような場合、原因となる食べ物を避けることで症状が緩和されることがあります。
旅行や新しい環境で症状が強くなるケース
普段と違う環境や食生活が過敏性腸症候群の症状を悪化させることがあります。旅行中や出張先で食べたものや、新しい場所での緊張から便秘や下痢が続く場合もあります。
夜間の症状が悪化するケース
夜間になるとガスや腹部の不快感が強くなり、眠りにくくなることがあります。特に夕食後にお腹が張ったり、眠りにくいと感じる患者が多く、生活の質を大きく低下させます。
過敏性腸症候群に対する主な処置

過敏性腸症候群の治療には、生活習慣の改善や薬物治療、ストレス管理が有効です。以下に一般的な処置法をいくつか紹介します。
食事の見直し
症状が悪化する特定の食べ物を避け、小腸で消化吸収されにくい糖質であるフォドマップを控えた食事など消化に優しい食事を意識することで腸の負担を軽減できます。食物繊維の多い食品も、適量摂取することが勧められます。
ストレス管理
ストレスが過敏性腸症候群の症状を悪化させるため、リラクゼーション法や趣味、運動などでストレスを解消させましょう。ヨガや瞑想、深呼吸法も有効です。
薬物療法
下痢や便秘、腹痛などの症状に応じて、医師の指導のもとで適切な薬を使用します。鎮痛剤や整腸薬、便秘解消薬がよく使われますが、効果には個人差があります。
まとめ
過敏性腸症候群は多くの人が悩む消化器疾患であり、明確な原因がわかっていませんが、生活習慣の改善やストレス管理で症状が緩和されることがあります。自分の症状やトリガーとなる要因を理解し、適切な対処法を取り入れることが大切です。症状がひどい場合は、医師の診察を受けて適切な治療を受けましょう。
おまけ
ストレス管理方法
ストレスは過敏性腸症候群の症状を悪化させる要因の一つです。深呼吸や瞑想、リラクゼーション法を取り入れることで、腸の動きが安定しやすくなります。また、定期的な趣味や気分転換の時間を設けることも、ストレス管理には効果的です。
腸内細菌を整える食品
腸内環境を整える食品として、ヨーグルトやキムチ、納豆などの発酵食品が効果的です。これらの食品に含まれる善玉菌が腸内のバランスを整え、過敏性腸症候群の症状緩和に役立つと言われています。
低FODMAP食の効果
低FODMAP食は、過敏性腸症候群患者に効果があるとされる食事療法です。小麦や乳製品、りんごなど特定の食物成分を減らし、腸の負担を減らす食事法で、症状の改善が期待できます。ただし、実施する際には栄養バランスに注意しましょう。
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Klongton-Nua, Wattana,
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