食中毒?ストレス?飲み過ぎ?その吐き気の原因と対処法

1. タイでは特に注意!「食中毒」
食中毒の原因は大きく多い順から➀細菌(赤痢やコレラなど)②ウイルス③寄生虫の3つに分かれます。 食中毒になった場合は、吐き気だけでなく、腹痛や下痢も伴う場合もございます。原因の物質によりますが、早くて食後30分後から遅くて数日後というケースもあります。 特にタイでは日本より、水、生野菜、魚介類、屋台フードには注意が必要と言われています。 屋台フードは好きな方は多いかもしれませんが、炎天下の中ずっと外に置いてありるお店もあるので注意が必要です。
もし食中毒になったときは、症状が軽ければ、落ち着くまで家で様子をみてから病院へ受診しましょう。 ただし、激しい腹痛や発熱場合,重度の食中毒が疑われます。 この場合、最悪の場合死に至るケースもあるため、すぐに総合病院へ受診をしましょう。

2. 真夏のタイでもなる?「ノロウイルス」
日本ではノロウイルスと聞くと冬の時期を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。 実はタイでもノロウイルスの感染はあります。 ノロウイルスは、食中毒の一種で特に牡蛎などの2枚貝は特に注意が必要です。また非常に感染力が強く、経口感染や接触感染だけでなく、飛沫感染もします。 家族や周りの方で、ノロウイルスに感染した場合は、嘔吐物や排泄物の処理は素早く適切に処理するように心がけましょう。

3. もしかしたらストレスからの吐き気?「逆流性食道炎」
ストレスは、頭痛、腹痛、腰痛、めまい、不眠症、不安症などあらゆる症状を引き起こすとされています。その中でも、ストレスを抱える多くの人が胃の不快感(腹痛、吐き気、嘔吐など)を感じると言われております。 なぜなら胃酸の分泌は、自律神経により調整されています。ストレスを感じるじことで、胃酸の分泌が過剰に出たり変化が起こります。それが原因となり胃の中の物が逆流したり、胃や胸のむかつきを感じるようになります。 胸やけや呑酸などの不快感を感じたら、一度内視鏡の検査を受診することをおすすめいたします。

4. 嘔吐をした際に注意すること
➀水分をしっかりとる 嘔吐した際は、脱水症状になりやすいので水分補給を忘れずにしましょう。 特に、体内への水分の吸収がいい「経口補水液」が有効です。 飲む量は一気にではなく、こまめにとるように心がけましょう。 ②適切な処理をする ノロウイルスのように、嘔吐物から感染することもあります。 使い捨てのエプロン、マスク、手袋を着用し、抗菌剤(塩素系漂白剤調製液等)で洗浄をするようにしましょう。 処理後はしっかり、忘れずに手洗いうがいを行いましょう。 ③直後の刺激の強いもの消化の悪いものは控える ジュースやコーヒーなどは胃に対する刺激が強く、香辛料などは腸の活発をにさせます。 落ち着いたからといって、これらのものを飲んだり食べたりするとかえって、悪化することもあります。 消化吸収のいい食べ物を少しずつ摂取するようにしましょう。

5. おまけ*お酒による吐き気
誰もは一度はお酒による吐き気や嘔吐を経験したことはあるのではないでしょうか?
なぜ二日酔いの症状が出るのかというと、お酒のアルコールにより肝臓の中の「アセトアルデヒド」がアルコールを分解できず、体内の濃度が高まることが原因でおこります。
この物質は遺伝子にも大きく関係しており、日本人は遺伝子統計上、このアセトアルデヒドが少なく、お酒が弱い方が多いそうです。(遺伝子上はタイ人の方がお酒は強いと言われています)
アルコールが原因で飲み過ぎたときは、我慢せずに吐きましょう。
ただ無理に指を口のなかに入れ、吐くのはあまりおすすめしません。
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