ウィルスと抗体について。免疫力を高めるビタミン接種も1つのご提案(@タイDYM)

   

1.免疫とは

免疫とは「疫(えき)を免(まぬが)れる」と書かれている通り、外部から体内に侵入してくるウイルスや細菌から私達を守る身体の働きを指す言葉です。細菌やウイルスは常に私達の体内に侵入しようとしています。

 

 

2. ウイルスと免疫システム(抗体)ができるまで

例えば、日本では毎年1千万人はインフルエンザになると言われていますが、インフルエンザの原因はインフルエンザウイルスです。また、私達に最も身近な病気といって過言ではない風邪の8割はウイルスが原因と言われています。


ウイルスや細菌は目、鼻、口やその奥の粘膜部分から体内への侵入を試みます。 この粘膜部分には異物の侵入を拒み、粘膜外に異物を排除する防御免疫システムがあります。そして粘膜の防御システムを抜け、体内に刺入を身体が感知すると、体内の様々な細胞が侵入者に攻撃を行います。まず、リンパ球という細胞が侵入者を探知、分析をおこないます。一方、体内を循環する体内の警備員のような存在「好中球」そしてマクロファージや樹状細胞が侵入者を見つけ捕食します。また、抗菌分子と呼ばれる細胞は病原体にとりつき病原菌細胞を溶かそうとする細胞は食細胞の活動を助け合い侵入者に対処します。リンパ球から信号を受け取った身体は侵入者を分析し対侵入者のスペシャル部隊を編成します。 これは対侵入者のスペシャルフォースで、好中球と異なり侵入した病原体を見分け、記憶することができるため、侵入者に対し効果的に排除することができます。侵入者の分析には時間がかかるので未知の侵入者には対応が遅いのですが、情報が記録されるため、二度目以降の侵入に対しては迅速かつ的確に対処を行うとされています。 よく麻疹や水疱瘡、風疹などは一度かかると抗体ができて二度とかからないと言われたことがあるかもしれません。これは免疫システムが病原体を記録し、対専用武器(抗体)を持つからなのです。

 

 

3. 抗体とは免疫システムが侵入者を攻撃する武器となるタンパク質のことです

抗体の作用は3種類に大別されます。

  1. 侵入者の毒素と結びつき害を無力化する作用
  2. 侵入者の細胞壁を溶かし殺傷する作用
  3. 侵入者と結びつき食細胞が侵入者を食べ易くする採用

1つの抗体は1種類の侵入者に対して特化しているため、別の侵入者には 効果がなく、そのため身体にはたくさんの抗体が備蓄されており、たとえ何年後であろうとも再度同じ病原体が侵入した際には備蓄された細胞から抗体が 配給され迅速に侵入者の排除がされるのだそうです。

4. 免疫システムの低下について

この様に私達の身体には優秀な免疫システムがありますが、常に万全というわけではなく防衛力が低下し、私達は病気になってしまうこともあります。例えば私達は年齢を重ねると免疫細胞の動きが遅く、数が少なくなり機能低下がおこります。また、若い人は侵入事例が少なく情報が少ないため抗体ができるまで侵入者の攻撃にさらされてしまいます。 また、日々の暮らしの中で免疫システムが低下してしまう行動や条件もあります。

 

 

例えば日本で風邪は空気が乾燥した冬に流行ると言われています

これは粘膜が乾燥することで、免疫システムが乾燥により防御力が低下する上、粘膜での活動が阻害され侵入されやすいのが原因だと言われています。 また疲れやストレスは身体の活動全体が低下してしまうため、免疫の攻撃力、防御力の両方が低下し、病原体が有利になってしまいます。 飲酒やタバコについても、中に含まれる成分が免疫システムの敵になります。


大量の摂取は常に大きな戦闘が繰り返されている状態のため、免疫部隊が疲弊してしまい、いざ病原体と戦う際に軍備が不足してまともに戦えないため病気になってしまうことでしょう。私達の身体を守る優秀な防衛部隊が円滑に任務を遂行するためには、日々の生活に気を配る必要があるのではないでしょうか?

 

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5. 病気にならないように、また免疫力を高める為に

現在はコロナの影響でマスク着用の意識が高まっているとは思いますが、マスクの着用や手洗い・うがいは基本的な予防法です。また正しい睡眠をとる、適度な運動をする。バランスの良い健康的な食事を取る事を心がけるなどで免疫力を高める事も大切です。

 

 

6. ビタミン注射も1つの解決策(@DYM)

海外生活での過度なストレス、職場環境で日々欠かさず免疫力を高める事が難しい方も多くいらっしゃるかと思います。そんな時はビタミン注射も1つの予防法になります。 病気という程ではないが、少し最近身体の調子が良くない。そんな時は是非、DYMでのビタミン注射もご検討いただければ幸いです。


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