検査でわかる病気 バナー

眼の検査

眼底・眼圧検査

この検査でわかる病気
  • 緑内障
  • 白内障
  • 網膜剥離
検査説明

眼底

動脈硬化、高血圧、糖尿病などが引き起こす眼の合併症や緑内障、白内障などの状態を確認するための検査です。この検査では、眼底の血管、網膜、視神経を調べることができ、網膜剥離、眼底出血、緑内障、黄斑部変性などの眼の病気の発見にも役立ちます。

眼圧

機械で眼に空気を吹きかけ、眼の柔らかさを測定します。眼の中に含まれる水分量によって、眼の柔らかさである眼圧を測定します。眼圧が高いと緑内障の疑いがあります。日本人の失明原因の第2位が緑内障です。自覚症状がほとんどないままに進行する緑内障を早期発見するために、定期的な検査が必要になります。

眼底・眼圧検査をお勧めする方
40歳を過ぎましたら、定期的に眼底検査を受けることをお勧めいたします。家族内に緑内障に罹ったことがある方がいる場合は40歳より早めに受診されることをお勧めいたします。

色覚検査

この検査でわかる病気
  • 色覚異常
検査説明
様々な色の色覚検査表を用いて色覚異常の有無を調べます。

胃の検査


ヘリコバクターピロリ抗体検査

この検査でわかる病気
  • 胃がん
  • 慢性胃炎
  • 胃潰瘍
検査説明
血液検査により、ピロリ菌感染の有無を調べることができます。ピロリ菌は胃内に生息し、胃の粘膜を傷つける細菌です。日本人の半数以上がこの菌に感染しており、特に50代以降では感染率が70%以上に上昇します。ピロリ菌感染は胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因となり、胃がんの発生とも深く関連しています。実際、胃がん患者の80%以上がピロリ菌に感染しているという報告もあります。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍の患ったことがある方、再発を経験した方、消化性潰瘍と診断された方、胃がん家系で心配される方、また胃の不快感を感じる方は、検査を受けることをお勧めします。

尿素呼気試験

この検査でわかる病気
  • ピロリ菌感染有無
  • 胃がん
  • 慢性胃炎
  • 胃潰瘍
検査説明
検査薬を服用し、服用前後の呼気でヘリコバクターピロリ菌感染の有無を調べる検査です。胃粘膜全体を検査するので、血液や便検査よりも診断が正確と言われております。薬の服用後、ピロリ菌が除菌できたかを判断する検査としても有用です。

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)

この検査でわかる病気
  • 胃がん
  • 慢性胃炎
  • 胃潰瘍
検査説明
口から内視鏡を挿入し、食道・胃・十二指腸の状態を調べる検査になります。必要に応じて生検を行います。当院では喉麻酔もしくは全身鎮静剤を用いて検査を行います。

循環器の検査


心電図検査

この検査でわかる病気
  • 不整脈
  • 心肥大
  • 心筋虚血
  • 心筋梗塞
  • 拡張型心筋症
  • 心臓偏位
  • 狭心症
  • 電解質失調など
検査説明

心電図検査は、心臓が血液を全身に循環させるために拡張と収縮を繰り返す際に発生する微弱な活動電流の波形を記録し、心臓の健康状態を評価する検査です。この波形の変化から、病気の兆候を読み取ります。心電図は心臓のリズムを確認するため、不整脈の診断に欠かせません。

心筋梗塞や狭心症発作の際には、心筋の電気的活動に異常が生じるため、心電図にも異常が現れます。また、心臓疾患により心筋に障害が起きている場合も、異常心電図が観察されます。心電図は心臓の検査の中で基本的なものであり、息切れ、めまい、動悸、胸痛、失神などの症状が現れた場合は、検査を受けることが重要です。

血管年齢検査

この検査でわかる病気
  • 動脈硬化
  • 高血圧症
  • 糖尿病
検査説明
両手首、両足首に測定用カフを装着し、動脈硬化の進行具合や血管の硬さを調べる検査です。一部の疾患をお持ちの方は検査ができませんので事前にお問い合わせください。

呼吸器の検査


喀痰細胞診検査

この検査でわかる病気
  • 肺がん
  • 結核など
検査説明
痰を採取し、顕微鏡などを用いて痰に含まれる異常成分を調べることで呼吸器系の疾患を診断することが可能です。喫煙者や血痰がでる人が行うことが多く、胸部レントゲン検査と併せて実施されます。レントゲン検査では骨や血管で隠れてしまう部分も喀痰検査では確認することが可能です。

肺機能検査

この検査でわかる病気
  • 肺結核
  • 肺線維症
  • 拘束性肺機能障害
  • 気管支喘息
  • 気管支拡張症
  • 閉塞性肺機能障害
  • 混合性換気障害
  • 肺気腫など
検査説明
スパイロメーターという装置を用いて、ぜんそく(喘息)、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺疾患などの呼吸器疾患が疑われる場合や、病状の評価のために実施されます。患者は、呼吸の能力、つまり吸入や呼出の力、酸素の吸収能力などを測定する検査になります。
肺機能検査をお勧めする方
  • 喫煙歴がある
  • 1日に何度も咳が出る
  • 1日に何度も痰が出る
  • 通勤時、労作時に息切れする
  • 40歳以上の方

内分泌の検査


甲状腺ホルモン検査・超音波検査

検査説明

採血検査:甲状腺ホルモンのTSH・FT3・FT4を測定する血液検査

超音波検査:この検査は甲状腺を超音波を使って調べる方法です。甲状腺ホルモンのバランスの乱れは男性にも見られますが、女性においてはより一般的です。ホルモンのバランスが乱れる原因としては、過労、出産後の変化、または精神的なストレスが挙げられます。

甲状腺ホルモン検査・超音波検査を
お勧めする方
  • 甲状腺腫大
  • 発汗過多
  • 眼球突出
  • 手の震え
  • 動悸
  • 生理不順
  • 体重減少

※個々の患者様によって症状には差があり、症状がまったく見られない方もいます。皮膚の荒れ、イライラ、無力感、疲れやすさ、脱毛、浮腫みなど、体の変化が気になる方は、最初に簡単な血液検査を受けることをお勧めします。

婦人科の検査


子宮頸がん検査

この検査でわかる病気
  • 子宮頸部異形成
  • 子宮頸がんなど
検査説明
子宮頸がん検査は、子宮の入り口からブラシや綿棒を用いて細胞を採取し、がん細胞やがんになりかけている細胞(異形細胞)の存在を確認する検査です。この検査は人によっては激しい痛みを伴いますが、実施時間は約2~3分ほどで終わります。子宮頸がんは、性交渉を通じてヒトパピローマウイルス(HPV)に感染することで起こることが多いため、当院ではHPV感染の有無も調べる検査も同時にされることをお勧めいたします。

経膣超音波

この検査でわかる病気
  • 子宮筋腫
  • 子宮内膜ポリープ
  • 卵巣腫瘍など
検査説明
経膣超音波検査では、細長い探触子を膣内に挿入して、子宮や卵巣の様子を確認します。この方法により、画像を通じて子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、卵巣の嚢腫など、通常のがん検診では判明しない異常を検出することが可能です。

乳房超音波検査

この検査でわかる病気
  • 乳がんなど
検査説明
乳房超音波検査では、乳がんをはじめとする乳房の異常を超音波を用いて調べます。この検査を受けることで、特に症状がない状態でも乳がんの早期に発見に役立ち、早期発見時の適切な治療によって良好な治療成果が得られることが期待されます。また、この検査は針を使用したり、放射線や薬剤を用いないため、体への負担が少なく、特に乳腺が密な人や若い人に適した検査方法です。

感染症の検査


HIV検査(採血)

この検査でわかる病気
  • ヒト免疫不全ウイルス
エイズとは
HIVはTリンパ球やマクロファージ(CD4陽性細胞)などの免疫細胞に感染し、これらの細胞内で増殖します。感染が進むにつれて、これら免疫に重要な細胞が体内で減少し、通常は問題を起こさない病原体にも感染しやすくなります。その結果、様々な病気を引き起こすことがあり、この状態をエイズ(後天性免疫不全症候群)と呼びます。

HIVの感染経路?

感染は、粘膜(腸管、膣、口内など)や皮膚の傷(例えば針刺し事故など)を通じて起こり、無傷の皮膚からは感染しません。このため、HIVの主な感染経路には性的接触、血液を介した感染、そして母子感染が含まれます。