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MMR(風疹・麻疹・おたふくかぜ混合ワクチン)とは

MMR


MMRとは

MMRとは、麻疹、風疹、おたふくかぜの3種混合ワクチンのことを指します。

上記の三種のワクチンは接種時期が同時期で混合接種に問題がないことから、タイにおいて使用されています。日本のワクチンスケジュールではMR(麻疹、風疹)とおたふくかぜに分けて接種するところもありますが、タイではMR(麻疹、風疹)は取り合っていないために、日本でMR(麻疹、風疹)を接種されたお子様の追加接種はMMR(麻疹、風疹、おたふくかぜ)となります。

以下に、それぞれの病気についてご説明いたします


MMRワクチンの接種について

DYMクリニックではMMRワクチンの接種が可能でございます。

費用:1,210THB/回

診察費やその他の費用はございません。1回あたり上記費用のみのご請求となります。
過去の接種歴や何回接種するべきなのか等のご相談も承っております。ご気軽にご相談くださいませ。


麻疹


麻疹とは

麻疹ウイルスによる急性熱性発疹性のウイルス感染症です。感染力が極めて強く、死亡することもある重症の感染症です。日本を含めた世界保健機関(WHO)西太平洋地域では、2012年までに麻疹を排除することを目標に決めています。


主な感染源

空気感染、飛沫(ひまつ)感染、接触感染、いずれの方法によっても感染し、好発年齢は1歳代が最も多く、次いで6〜11カ月、2歳の順です。近年、成人麻疹の増加が問題となっており、10〜20代での発症が多く報告されています。


症状

10〜12日の潜伏期ののち、発熱で発症します。発熱期は咳(せき)、鼻水、結膜炎(けつまくえん)症状が強く、38℃以上の発熱が数日続きます。病気の経過中、いちばん感染力が強い時期です。その後、いったん解熱傾向を示しますが、すぐに耳後部付近から発疹が現れるとともに、39℃以上の発熱が数日続きます。
 発疹出現前後1、2日間に、口腔粘膜(臼歯(きゅうし)の横付近)に白い粘膜疹(コプリック斑)が現れます。この粘膜疹は麻疹に特徴的であるた め、これを確認して麻疹と臨床診断されることがほとんどです。発疹はその後、顔面、体幹、手足に広がって全身の発疹となり、数日後、色素沈着を残して回復 に向かいます。


予防方法

ワクチンを接種して発症そのものを予防することが最も重要です。接種時期は、1歳になったらできる限り早く接種することが望まれます。


風疹


風疹とは

発疹、リンパ節腫脹(しゅちょう)、発熱を3つの主要な徴候とする急性ウイルス性疾患です。妊婦がかかると胎児に感染することがあり、子どもに奇形を生じた場合には先天性風疹症候群と呼ばれます。


主な感染源

風疹ウイルスの飛沫感染により発病し、好発年齢は5〜15歳ですが、成人になってからかかることもあります。


症状

初発症状は発疹で、その性状は桃紅色の小斑状丘疹のものが多く、融合することは少ないようです。初めは顔面に現れ、すぐに全身に広がります。皮がむけたり色素沈着を残したりすることはなく、3〜5日で消えます。熱はあまり高くなることはなく、発疹とともに現れて2〜3日で解熱します。
 風疹ではリンパ節がはれるのが有名ですが、とくに耳介後部や頸部(けいぶ)に目立ちます。リンパ節のはれは発疹の前から認められ、発疹が消えてからも数週間にわたって続くことがあります。


予防方法

風疹ウイルスに効く薬はありません。症状に応じた対症療法になります。予防には風疹生ワクチンを用い、予防接種法の定期接種第一類として1歳以降に接種を受けます。


おたふくかぜ


おたふくかぜとは

おたふくかぜウイルス(ムンプスウイルス)によるVPDです。かかっても軽症の場合が多いのですが、重い合併症を引き起こすことも多いのでワクチンによる予防が重要です。


主な感染源

感染は飛沫感染、接触感染によりますので、おたふく風邪に感染している人の咳やくしゃみ、感染している人と共通のタオルを使用することなどで感染します。


症状

2~3週間の潜伏期の後に、両方またはどちらかの耳下腺がはれてきます。触ってもはっきりしたしこりに触れるわけではありませんが、家族など周囲の人が見 るとはれているのに気がつきます。しばらくすると反対側もはれてきます。発熱は起こることも、起こらないこともあります。症状が出ない場合 もあります。またおたふくかぜ以外でも、耳下腺が腫れることもあります。周りでおたふくかぜが流行しているかどうかも診断の助けになります。


予防方法

おたふくかぜワクチン(任意接種・生ワクチン)で予防します。おたふくかぜはかかっても軽症の場合が多いのですが、重い合併症を引き起こすことがあるので、ワクチン接種が重要です。


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