タイ国内におけるインフルエンザについて

■タイでのインフルエンザの流行時期

日本では冬に流行する病気ですが、タイでは通年患者発生が見られ、雨季(5月中旬-10月)と乾季(10月-2月)に流行する傾向があります。

■インフルエンザの感染経路

インフルエンザの感染の多くは、せきやくしゃみなどによって飛び散る飛沫に含まれる病原体が、 口や鼻などの粘膜に直接触れて感染する、飛沫(ひまつ)感染によるともの考えられています。 また、接触感染や空気感染による感染も成立すると考えられています。

■有効な予防法

・うがい、手洗いの徹底

うがいには洗浄効果があり、さらにうがい薬を用いれば、殺菌力や化学的洗浄 効果によって、口の中に侵入してくるウイルスや細菌などに対して効果を発揮します。 インフルエンザウイルスは、咳やくしゃみで出た飛沫を直接吸込んで感染する 飛沫感染以外にも、飛沫で汚染された手指や物、周囲環境の表面から手を介して 接触感染しますので、手洗い・手指消毒は非常に重要です。

・予防接種

インフルエンザの予防接種は効かないと感じる方もいらっしゃいますが、実際に 予防接種をした人がインフルエンザの発症を予防出来る確率は、約50〜60% だと言われています。(100人中50-60人が感染しないわけではなく、もし 予防接種をしなければ、100人中10人が発症していた場合に、10人のうち 5-6人が発症を防げるといった意味合いです。)

・健康的な生活で免疫力アップ

適切な睡眠や食生活によって、体力をつけ、体の免疫力を高めることも、インフルエンザの予防に繋がります。 感染症に対する回復や抵抗性は、個人の免疫力によって決まります。

■ワクチンによってインフルエンザになってしまう誤解

予防接種をしたらインフルエンザにかかってしまうという誤解をされている方もいらっしゃいます。 インフルエンザワクチンは不活化ワクチンという、ウイルスや細菌の感染する能力を失わせたものを元に作られたワクチンなので、感染力はまったくありません。 ウイルスの死骸を入れているようなものですから、インフルエンザに感染してしまうことはないのです。 しかし、インフルエンザ予防接種を行った直後に感染してしまうと、予防接種が原因に感じてしまうかもしれません。 こういった偶然によって広まった誤解なのかもしれません。