ロタウィルス胃腸炎
ロタウィルス胃腸炎とは

ロタウイルス胃腸炎は、乳幼児に多く見られるウイルス性の胃腸炎です。ロタウイルス胃腸炎の原因「ロタウイルス」は全世界に広く分布し、衛生状態に関係なく世界各地で感染がみられています。

主な感染源

ロタウイルスの主な感染経路は経口感染です。ウイルスの付着した食器、食べ物などを通じて感染します。ロタウイルスは特に感染者の便の中に大量に含まれていますので、感染した乳児のおむつを取り替える際に手や爪にウイルスが付着してしまい、それが口に入るケースが多くあります。おむつ交換時に手や爪には数億ものウイルスが残っていることがあるので、おむつ交換の際には使い捨てのゴム手袋とマスクなどを使用し、直接汚物に触れることのないように、ポリ袋などに入れて処分するといいでしょう。また、吐しゃ物の付着した衣服を洗濯する時には、次亜塩素酸ナトリウムを使用するようにしましょう。次亜塩素酸ナトリウムは漂白剤に入っているので、それを洗濯に使うことでロタウイルスを除去する事ができます。通常の洗濯の場合では衣服にロタウイルスが残ってしまい、乾燥する事でロタウイルスが空気中に舞って二次感染を引き起こす場合があります。

症状

ロタウイルス胃腸炎の多くは突然のおう吐に続き、白っぽい水のような下痢を起こします。発熱を伴うこともあり、回復には1週間ほどかかります。また、多く の場合、特に治療を行わなくても回復しますが、時に脱水、腎不全、無熱性けいれん、脳炎・脳症などを合併することもあり、入院が必要となることもありま す。

予防方法

感染力が強く、重症化しやすいロタウィルス胃腸炎から小さな赤ちゃんを守るためにWHO(世界保健機関)などではワクチン接種を推奨しています。ワクチン接種によって、
赤ちゃんひとりひとりの重症胃腸炎が予防できるようになっただけでなく、接種して免疫がついた赤ちゃんが増えたために、その集団内での感染が抑えられる効果がみられてきたようです。また普段から、食事や料理の前、排便後は、石けんで手洗いをしっかりとしましょう。家族に感染者がいる場合などは、便座、ドアノブ、手すりなどの共通で触る部分を、できるだけ次亜塩素酸水溶液などで消毒するようにします。また、タオルの共用なども避けてください。