ポリオ
ポリオとは

ポリオとは、正式には急性灰白髄炎(きゅうせいかいはくずいえん)または脊髄性小児麻痺(せきずいせいしょうにまひ)といって、ポリオウィルスが血液を介 して脳・脊髄に入り込み、運動神経を破壊して手足のマヒを引き起こす病気です。こうした手足のマヒが出る確率は約0.1%と非常に稀ですが、こうなってし まうと有効な治療法はありません。また合併症で呼吸障害になり死に至るケースもあります。

主な感染源

ポリオは、ポリオウイルスが人の口の中に入って、腸の中で増えることで感染します。増えたポリオウイルスは、再び便の中に排泄され、この便を介してさらに他の人に感染します。成人が感染することもありますが、乳幼児がかかることが多い病気です。

症状

感染者の90%以上は全く無症状(不顕性感染)で済みます。
 症状が出ても、ふつうは感染後5日くらいの潜伏期間を経て夏かぜ症状(不全型ポリオ症状)を起こす程度です。せいぜい、軽い発熱、不快感、頭痛、眠気、のどの痛みがみられます。このようなときに安静にしていると発症しにくいと言われています。
 この夏かぜ症状が重くなると発熱・吐き気や嘔吐・首の硬直・強い頭痛を伴う髄膜炎症状が起きてきます。ここまでいくのは感染者の4~8%くらいです。
 ポリオウイルスが目標である脊髄の前角細胞に達すると運動麻痺(麻痺型ポリオ)を起こします。脳神経や延髄の呼吸などの中枢が犯されると、呼吸できなくなり死亡します。(球麻痺型)

予防方法

現在日本においては、ポリオの自然発生件数はありませんが、海外に行って感染する可能性があることや、海外から菌が持ち込まれる可能性は依然残っており、ワクチンによる予防が薦められています。