肩こりとは?

肩こりとは首から肩にかけての筋肉が緊張し、血行が悪くなり、重く感じる状態のことです。

原因

肩こりの原因は数十種類あると言われています。大きく分けると以下のとおりです。

《日常生活から考えられる原因》

 ・同じ姿勢を長時間とる(コンピューター作業、読書、猫背など)
 ・眼精疲労
 ・運動不足による筋肉疲労と血行不良
 ・ストレスによる緊張
 ・寒さによる肩の筋肉の緊張、自律神経の乱れ

《整形外科的な疾患やその他の疾患が原因》

 ・頚椎間板ヘルニア
 ・頚椎捻挫
 ・四十肩、五十肩
 ・高血圧症
 ・狭心症
 ・貧血
 ・更年期障害
 ・うつ病
 ・風邪
 ・歯周病、咬合不全
など

予防

ふだんは意識していないかもしれませんが、頭の重さは5~6キロもあります。そんな重い頭を支えているのが、首と肩です。日本人は欧米の人と比べると、頭が大きいわりに首から肩の骨格や筋肉がきゃしゃにできているため、肩こりを起こし やすいといわれています。普段から予防に気をつけましょう。

・体を動かして血行を良くする
体に負担が少なく、全身の筋肉をバランス良く使う運動を、少しずつでも行うようにしましょう。ウォーキングやサイクリング、水中ウォーキング、ストレッチ、ヨガ、ラジオ体操などがおすすめです。また、運動はストレスの解消にも効果があります。運動でカラダを動かすことに意識が集中して日ごろの悩みを忘れ、気持ちの中でスイッチのオンとオフが切り替えられるでしょう。
・肩や首を冷やさない
夏のエアコンによる冷やしすぎや、冬の寒さに身を縮める筋肉の緊張は、肩こりの原因です。冷気をなるべく避け、蒸しタオルやカイロなどを使って、肩と首を温めましょう。
・仕事の環境を見直す
パソコンの画面との距離は40cm以上離し、目線が下になるように位置を調節しましょう。そして、背筋を伸ばして椅子に深く腰掛け、キーボードは自 然に手をおいたときに、ひじの角度が90~100度くらいになるようにしましょう。デスクワークが続く場合は、1時間に1回は伸びをするようにしましょ う。

対処法

・効果的な入浴で血行を良くする
 38~40℃くらいのぬるめのお湯にゆったりとつかりましょう。こっている部分に、40~42℃の熱いシャワーと17~20℃の水を、2、3分ごと に交互にかけ、最後に熱いシャワーで締める方法もおすすめです。お風呂からあがったら、水気をよく拭いて湯冷めしないように気をつけましょう。
・ほど良い刺激のマッサージを受ける
 痛みを感じるほどのマッサージは、筋肉に余計な緊張や局所的な疲労を与えたり、小さな傷をつけてしまうことがあります。周囲の人にマッサージをしてもらう場合や、自分で行う場合は、さする、軽く押す、もむ程度の軽い刺激に留めておくのがいいでしょう。
・市販の薬を使う
 肩こりや首のこりの緩和には、鎮痛消炎成分インドメタシンやフェルビナクなどを配合した外用鎮痛消炎プラスター(貼付薬)や、イブプロフェンが配合された鎮痛消炎内服薬が効果的です。さらに、ビタミンB1、B6、B12などの有効成分を配合したビタミン剤も、体の中から効果があります。
・病院で診察を受ける
 日常生活に支障をきたすほどの肩こりや、うずくような痛みをともなう肩こりは、他の疾患が隠れている可能性があります。病院で診察を受けましょう。